※ユタの話 ― 2005年10月24日 23:25

ユタとは沖縄の霊媒師のことで、あの世との交信を行い、あの世に行かれた方が何か言っていないかをユタの口を通して聞くことが出来るのです。私はユタはほとんど信じていませんが、沖縄の年寄りは何かあるとたいていはユタのところへ相談に行く方が多いようです。一種の信仰心のようなもので、あの世の方がこうして欲しいという要望があれば、それを行うことにより自分の心の安堵感を得ようとしているようです。沖縄にはいったい何名のユタがいるのかは分かりませんが、ユタの中でも当たりはずれがあるようでして、いいユタに当たりますと一度ユタのところへ行くだけで済みますが、はずれのユタですと何箇所もユタめぐりをする方もいるようです。当たりか、外れかはこうしなさいとあちらからの要望を聞くことの出来るユタ、はずれのユタとは交信したが何もないというユタのようです。要は、相談者は何か問題があって相談に行くわけですから何も無いと言われると、原因が分からず不安になり困ってしまうのです。よってその原因が分かるまでユタ周りをしなくてはならないのです。原因がわっかって、それを解決することに心の安らぎを求めるのです。宗教もそうですが、その人の信仰心が強ければすがることによって得られる安らぎも強いはずです。ユタもまったく同じです。信じない人もたくさんいますが、その反面、信じる人もたくさんいるのです。
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://goya.asablo.jp/blog/2005/10/24/119074/tb
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。